3周年

2008年5月26日 56mm 39g
2011年5月22日 171mm 860g
去年の2周年の時に書いた日記では
リクガメを飼い始めるまでに3年悩んだことを書きましたが
http://celloblo.blog41.fc2.com/blog-date-201005-1.html
飼い始めてからのこの3年は、どちらかといえば
あっという間という感覚でした。
好きな人とだって、3年は付き合ったことないのにな・・
なんて、くだらないことを今朝ちょっと思いました^^;
しかし事故や病気など、その間は
決してあっという間ではないほど
様々な困難がありました。
そういう中で、これまで沢山の感情を与えてもらい
命の大切さを教えてくれたチェロには、心から感謝しています。

【2008年6月26日】
去年書いた日記での気持ちは、今でも変わっていません。
その中で
「もし100歳以上まで生きるようだったら
おそらく手にはしていなかったと思います。
自分が管理できない後のことなんて
そんな無責任なことは考えられません。」
と書いています。
実は昨日「100,000年後の安全」という映画を観ました。
残念ながら人間は、自己管理できないものを
横暴に利用し続けているのです。
これを無責任といわず、何と言おう。
震災以降、普段本をほとんど読まない私が
より多くの情報を得る為に、原発関係の本を読んだり
インターネットやCS放送などで、本当の情報捜し求めています。
先日の参議院の議論も、生放送で3時間ずっと見てました。
過剰なまでの関心や危険性を発する私に対して
家族や周りの知り合いからは「頭がおかしい」と言われることもありますが
現実に目を向け始めている人は、少しずつですが増え始めています。
私達が知らされていない事実は、まだまだ山ほどあります。
騙されている事実が、まだまだ山ほどあります。
これまでの政府の発表で、正しかったことがありますか?
現実から逃げるのは簡単ですけれども
その未来は明るいと言い切れますか?
でもこの原発問題は、政府と東電が悪いんじゃなくて
私達国民にも責任があるわけで
「知らなかった」で済ますならば
それこそ無責任の極みではないでしょうか。
少し話がそれましたが、3月頃には
計画停電や、震災が起きた時に
どう対応していくのかということで
カメ飼いさんの間ではかなり頻繁に話題になり
多くの情報が交換されていました。
今はどうでしょう?
よく、野草に放射能がということで話にはなりますけれども
具体的に避難などのことについて
盛り上がっている感じはありませんね。
一過性で終わっていいものなのでしょうか。
この福島の放射能問題が現在進行形であり
更には危険な土地の上に危険な原発が54基もある日本です。
その危険なエネルギーを、この期に及んでまだなお
「国内の電力の8割をそれでまかなう」という
とんでもない声明を、世界に向けて発表したのです。
いざという時に、カメたちをどうしたらいいのか
そういう部分を日々備えることが
本当にペットを飼い、大切にするということなのだと
改めて最近は思います。
でも残念ながら今の私には、緊急時に、チェロを連れ出して
チェロを安定して手元において管理できる方法がわからず
この先40年間、共に歩いてゆける自信がありません。。
私は今、無責任な飼育者の一人なのです。
まさか3周年の日に、こんな内容の記事を書くとは
夢にも思っていませんでしたが
現実は、こう言わざるを得ない状況なのです。
私の住む東京でも、一時間に20μSv/hを超える
高度の放射能が測定されていたといいます。
一般人の年間限度の1mSv/yに換算すると
約175倍もの恐ろしい数値です。
原子力に従事する人間に定められた上限
50mSv/yの3倍です。
私の住む町では、ホウレンソウやルッコラから
規制値を超える高い濃度の放射能が検出されています。
東京のほぼ真ん中で、です。
おそらく私も既に、かなりの量を被曝しています。
自分の身の安全も守れない人間が、リクガメを飼い
こういう危険な状態に陥らせてしまっていることは
無責任以外の何者でもない事実なのです。
ごめんね、チェロ。
ごめんね、カメたち。
ごめんね、ヒト以外の全ての生命。
私達人間が、史上最も愚かな生物でした。
本当にごめんなさい。
こんな私じゃ至らないかもしれないけれど
少なくとも最期まで離れない。
今はそう思っています。
今までは
「そんな事態でカメなんて連れて歩いたら非難を浴びる」
そう言ってましたが、その考えは今日ここまででやめます。
誰に何と言われようとも、私にチェロを
置き去りにするかしないかの選択肢があるならば
迷わず連れて行こうと思います。
それだけは約束したいと思います。
チェロ
4歳、おめでとう。

縁に引っかかって食べるのがやっとだったのにね。
そのお皿、片手でなぎ倒してるよ。
来年もこうして日記が書けることを祈りながら
継続可能な明るい未来を願います。
暗い話でごめんなさい。